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2015-06-03 update

バッハはピアノ曲を1曲も書いていない‐コラム1

【バッハはピアノ曲を1曲も書いていない】
コレ本当です。生涯に1曲たりとも書いてません。どういうことだと思いますか?

 

ずばり、バッハはピアノ曲を生涯に1曲も書いていません。ご存知でしたか?

「え?よくピアノで弾いてるじゃん。」
そう思う方も多いと思います。

バッハと言えば、メヌエットや平均律クラヴィーア曲集で有名ですよね。
そしてよくピアノで演奏されています。

しかし、今でこそ大変普及しているピアノ。
実はバッハの時代は鍵盤楽器と言えばチェンバロやオルガンが主流でした。

バッハの頃は、ピアノはまだ発明されて間もない新作の楽器だったのです。


J・S・バッハ(Wikipediaより)

バッハが生まれたのは1685年。
ピアノが最初に作られたのは1709年でした。

そしてバッハが新作楽器のピアノを試奏したのは1730年代と言われています。
50歳頃にようやくピアノにふれたわけです。

しかし、バッハにはこの新しい楽器の音色やタッチはお気に召しませんでした。
そしてその後もバッハはほとんどピアノを弾かなかったといいます。

当然、ピアノのための曲も一切書いていないということなんです。
ピアノで演奏される事の多いバッハの作品。
当時はチェンバロやオルガンを想定して書かれたものだったんですね。


チェンバロ(Wikipediaより)

ちなみに、1732年生まれのハイドンはどうだったと思いますか?
ハイドンは始めはチェンバロでしたが、途中でピアノに切り替えています。

1756年生まれのモーツァルトにいたっては、最初からピアノで育っています。

ピアノも発明から改良を重ね、市民権を得るまでに時間が必要だったのですね。

バッハがあと50年遅く生まれていたら、どんなピアノ曲を書いたのでしょうか?
きっと素晴らしいピアノ作品をたくさん遺したのでしょうね。

 

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