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2017-08-01 update

マエストロ 三ツ橋 敬子さんインタビュー

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指揮者 三ツ橋 敬子さん

8/24(木)スガナミ・オーケストラ・フェスタの指揮者、三ツ橋 敬子さんにインタビューをさせていただきました。
マエストロの音楽に向けるお気持ちをうかがいましたので、皆様にご紹介いたします。
※インタビュアー:N 三ツ橋さん:M

 N:現在 ヴェネツィアにお住まいとのことですが、何がきっかけで住もうと思われたのですか?

 M:もともとウィーンで4年間留学していたのですがクラシックをやる上で、ドイツ・オーストリアとイタリアでも勉強したいと考えて、ミラノに移りました。
ミラノは、著名な作曲者の足跡が色濃く残るウィーンと違ってとても都会で、東京のようだな…と感じました。
それから、仕事で生まれて初めてヴェネツィアに行ったときに時間の流れ方が違うと感じたのと、本島の中では車も自転車も無い。そんな町の空気にあこがれて、ワーグナーやチャイコフスキーが音楽を残したのかとインスピレーションを得たのがきっかけで、住むことにしました。
本島の中でも、鳥の声で朝目覚めるような自然あふれるところで落ち着いて楽譜と向き合える環境です。

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N:ヴェネツィアには、フェニーチェ劇場があり、オーケストラ活動が盛んなイメージではあまり無いように感じますがいかがでしょうか?

 M:そうですね。劇場が主に、ですね。 ウィーンにいた時には、オーケストラが多かったのですが、オペラもやりたいという思いもあって劇場も魅力的だったのです。

N:プライベートなお話で恐縮ですが、お食事などは自炊ですか?

 M:そうですね。できるだけ自炊をするようにしています。

N:イタリアの食材などはいかがですか?

 M:料理もですが、食材も好きです。 日本では見かけないお野菜とか、野菜の味自体が濃くて旬のものやスローフードを大切にしているというところも好きですね。

N:ワインもおいしいですしね(笑)

 M:おいしいですね(笑)

N:音楽のお話に戻って(笑) 最近、指揮をされてコンサートで心に残っていることなどはありますか?

 M:心に残っていることは、色々あるのですが… 近年は子ども達に向けたコンサートで指揮をしています。夏休み企画や東京フィルさんとの公演で、クラシックが好きでお出かけいただく方ももちらんいらっしゃるのですが、これからの人生においてクラシックの演奏会に行って音楽を楽しむという経験が、子ども達の将来につながると良いなと考えています。
音楽を通して学んだことが、将来の礎になるかもしれないという思いを大切に演奏会に取り組んでいます。

N:今回の音楽祭も、とても良い機会になりそうですね。

 M:そうですね。とても嬉しく思っています。

N:ありがとうございます。三ツ橋さんが指揮者を目指そうと思ったきっかけを教えていただけますか?

 M:もともと音楽教室に通っていて、作曲をしたりJOCに出演したりしたのですが中学受験をきっかけに、法律を勉強したいという思いもあり…警察官になりたいと思っていたりしました(笑)正義感が強くて(笑)
中学3年生のときに、JOC(※注1)の海外公演でイスラエルに行きましてそのときにラヴィン首相の前で即興演奏をして、言葉が通じなくても気持ちが通じる。ラヴィン首相のように平和に尽力されている素晴らしい方に会えたという経験が深く心に刻まれました。
残念ながら帰国前に首相が暗殺され、法律などを勉強しようを考えていた正義感に疑問を抱いてしまい、それまでの価値観がくずれてしまいました。
同時に、音楽でつながることができたという思いが自分自身の中で大きな印象となり音楽というのは、人と人とをつなげる力になるのではないかと考え、音楽家を目指すようになりました。それまで、総合的に音楽を勉強してきていましたがちょうどその頃に、指揮者のリハーサルのビデオが発売され鑑賞したり、学校の合唱コンクールで指揮をしたことで、興味がわいて指揮者を目指そうと思いました。

N:当時で女性の指揮者というのは、めずらしいのでは?

 M:松尾 洋子先生がいらして、母が先生を知ってということもあり幸運にも初めて指揮を習った先生が松尾先生でした。 とても貴重だったと自分でも感じています。

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N:それは、とても貴重ですね。ありがとうございます。 子どもの頃は、どのように音楽に携わっていたのですか?

 M:とにかくなんでも、音楽室にある楽器はさわりたい!って感じでした(笑)合唱団にも入っていましたし、金管バンドもやってました。 とにかくなんでもやりたかった。 音楽教室に行っても、ピアノだけでなくエレクトーンもさわってみたい。そんな感じでした。

N:好奇心が旺盛だったのですね。それも大事ですね。 最後に、子ども達へのメッセージをお願いします。

 M:教室に通っていたころを思い返すと色々ありますが…できたこと、できなかったことに大きく心を揺さぶられることのないように、と思います。
周りにお友達がいると、どうしても競争してしまう気持ちになりがちですが音楽を競争の材料には、使わないで欲しい。ひとつの視点では比べられないものだし、音楽を好きだという気持ちをずっと大切にして欲しいです。
同時に、音楽が成り立つためには他の文化もあってこそ。 ひとつの曲が作曲される背景にも興味を持ってもらえればと思います。
いっぱい練習して、ちゃんと弾けるようになることが優先されがちですが一歩踏み込んだ世界につながっていけたら、とも思います。

N:素敵なメッセージをいただき、ありがとうございました。

※注1:JOC ジュニアオリジナルコンサートは日本国内をはじめ世界各国のヤマハ音楽教室で学ぶ15歳以下の子どもたちが、自分の心に感じたことを曲にし、自ら演奏するコンサートです。

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指揮者 三ツ橋 敬子
Keiko Mitsuhashi
東京藝術大学及び同大学院を修了。ウィーン国立音楽大学とキジアーナ音楽院に留学。第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールにて日本人として初めて優勝。第9回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールにて女性初の受賞者として準優勝。併せて聴衆賞も獲得。第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。2015年1月、大阪交響楽団にて「カヴァッリーニ:ティンパニ協奏曲(世界初演)」を手掛け、好評を博した。

 

出演コンサート情報

スガナミ・オーケストラ・フェスタ ―スガナミ音楽祭2017

2017年8月24日(木) 16:30開場 17:00開演
スガナミ楽器卒業生によるピアノコンチェルトと在籍生による合唱
指揮:三ツ橋 敬子
演奏:青木 麻里子(Pf)/土田 定克(Pf)/鯛中 卓也(Pf)/倉澤 杏菜(Pf)/スガナミ楽器教室生による合唱/東京フィルハーモニー交響楽団
会場:東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル
<チケット発売中>全席指定、4歳より入場可
一般4,500円(税別)/ペア券※スガナミ楽器教室生限定販売6,500円(税別)

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