バスティンパーフェクトセミナー in 経堂 レポート
2017-08-03 update
2017年4月よりスタートした『バスティンパーフェクトセミナーin経堂』。7月まで4回にわたり、小倉郁子先生による『ピアノパーティーシリーズ』の講座がおこなわれました。
バスティンメソードの特徴は
(1)数こなし式…生徒にとって無理のない課題で数をこなす!それらが達成感→やる気→読譜力→初見力へとつながっていく。
(2)かみくだき式…ひとつの課題を基礎・応用・展開へとステップアップするように、渦巻き状に学習できるようにカリキュラムが組まれている。
(3)逆算式…生徒さんのゴールの姿から逆算して、現在その生徒さんに何が必要なのかを考えて指導する。→指導者と保護者に余裕がでてくる。
これらの3つを柱とし、ピアノ学習をすすめていきます。特にピアノパーティーシリーズは4歳からのピアノ導入期テキストとして学習することが盛りだくさん!テキストはパーティーA~Dまでで全調を弾かせることをゴールに5分と同じことをさせない!子どもたちを楽ませるレッスンのアイディアをたくさんご紹介いただきました。
テキストを進めていて感じたことは“進度が速い”ということ。例えばパーティBから和音の学習が入っていたり読譜や調号もむずかしいと感じてしまいます。しかし和音は、耳の発達が著しい4歳~6歳にとって自然にハーモニーで音感をつかむことができます。またこの時期にピアノは重力奏法であること、手を脱力して弾くということを習慣づけていくこと、適応年齢でなくても小さいうちに感覚だけを覚えて気付いたときにできているを目標にするレッスンの進め方は効率的だなと感じました。
幼少期にいかに自然に読譜や調号を覚えられるようにできるのか。先生方の労力を一番使うのはこの時期ではないでしょうか。しかし早期にピアノレッスンを始めることによって練習するという習慣や集中力の向上などの能力を学齢期になる頃には、あらゆる局面で活かされてること、音楽を通して人を作っていくことができる!バスティンメソッドはそこまで考えられて作られているのだと知ることができました。
バスティンパーフェクトセミナー in 経堂 は、次回8/24(木)よりベーシックスのセミナーが始まります!
ベーシックス1~4の4講座
パーティーからベーシックスへ移行したこの時期にしっかり押さえておきたいポイントを語って頂きます。生徒さんと親御さんへの言葉かけは必見です。
講師:藤原 亜津子