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響きを決める!音の残響時間とは?

音が鳴ると、必ず「残響」が発生します。そして音の心地良い響きを決めるのが「音の残響時間」になります。この「残響」や「残響時間」といった言葉、聞いたことがあるけどどのようなものなのかよく分からない、という方も少なくないでしょう。そこで今回は、その「残響」や「残響時間」について見てみましょう。

 
残響の仕組みって?
残響の仕組みって?

残響とは、音の元となる「音源」の振動が止まった後も、音が響くことによってその音が聞こえる現象を言います。残響が生まれる原因は、音が壁や天井、床等に反射を繰り返すことによるものです。 通常、音はこの反射を繰り返しながら、その衝突した材質や空気に音を吸収されていくことで消えていきます。そのため、音が発生した環境によって残響は異なります。

 

例えばお風呂のような環境は、狭い室内で、かつ音を吸収しにくい材質で部屋が作られていることから、音の反響がより多く繰り返されます。通常の部屋よりも残響が続くので、この残響がエコー効果となり、お風呂で歌うと上手に聞こえるといった現象が起きるのです。 また、高架線の下で電車の通過音がずっと響くのは、高架で使われているコンクリートや鉄骨が、音を吸収するどころかより大きく反射させる材質であること、そしてトンネルなどは狭い空間であることがその理由となります。

 
残響時間とは?

残響時間とは、空間における音の響き具合を測るための尺度となっているものです。具体的には音源の振動が止まった瞬間から、その音圧が60dB減衰するまでの所要時間を測ります。 残響時間は長ければそれだけ音の響きが良く聞こえますが、一方で音そのものが変化して聞こえてしまうマイナス面も備えています。そのことから、音を聞く用途や環境によって適切な残響時間は異なります。例えば、音楽であれば長めの残響時間が良くても、スピーチならば短い方がベターです。またコンサートホールのような大きな会場であれば2秒くらいに長く設定してあるケースもありますが、自宅のリスニングルームであれば概ねコンマ数秒程度が一般的と言えます。

 

また、音楽の種類によって、それぞれの最適な残響時間は変わります。例えばクラシックとジャズやポップスを比較した場合、クラシックの方が残響時間の長い環境がベターと言われています。具体的には400平方メートルの室内であれば、クラシックは約0.9秒、ジャズやポップスだと約0.6秒の残響時間が推奨されています。

 
音響設計を整えて、快適な音楽環境を作ろう!

音楽を楽しむ環境であれば、やはり最適な残響時間にしておくべきでしょう。そのためにはしっかりとした音響設計が必要となります。 具体的には、部屋の広さ(面積、容積)に対して適切な吸音、拡散機能を持ったパネルなどを、壁、天井に設置しなければいけません。これには緻密な計算と経験が必要となります。スガナミ楽器では室内環境だけでなく、楽器の特徴に合わせた音響設計を行うことができます。

 

豊かな響きのある音楽環境を作るには、残響を適切コントロールすることが大切です。音楽を楽しむためにも、音響設計の見直しをご検討してみてはいかがでしょうか。

 

防音・音響の問題解決は、スガナミ楽器にお任せ下さい!

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